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マンボウくん

 

​月刊ココア共和国 (電子本&紙の本) について

☆​4月号☆ (2023.03.28)

月刊ココア共和国2023年4月号

目次                     

●今月の1行
幸原水菜

​●招待詩

谷川俊太郎「歌う石ころ」
真土もく「身体売買」
能美政通「缶をリサイクルにいってよかったね」
菅沼きゅうり「あたらしい空気で部屋を満たす」
森崎 葵「街の平和を守ってる」
伊藤テル「オテペン小唄【別れない】」

●2022年度3賞特集

第8回YS賞受賞☆藤野 栞

受賞対象優秀作品

「偏頗」

「めがわるい」

「まともな夢が見れますように」
秋亜綺羅☆選考記録

「鳥かごはとび出すためにある」
藤野 栞☆受賞第1作「pool」
藤野 栞☆受賞の言葉

「水やりの最中、虹がかかった」


第3回秋吉久美子賞受賞☆滝本政博

受賞対象優秀作品

「夜の火事」
「晩年」
「雷鳴」

秋吉久美子☆選考の想い「詩の概念は貫く」
齋藤 貢☆選考記録

「今年もまた多くの素晴らしい詩に」
滝本政博☆受賞第1作「銃声」
滝本政博☆受賞の言葉

「『ココア共和国』にて詩の多様性を学ぶ」


第3回いがらしみきお賞受賞☆腹巻さしみ

受賞対象優秀作品

「行方」
「不在」

「国勢調査」
いがらしみきお☆選考講評「土を選ぶ才能」
腹巻さしみ☆受賞第1作「信号」
腹巻さしみ☆受賞の言葉

「人生を切り取り、題名をつける

●4月号投稿詩人のみなさんへ
秋吉久美子
いがらしみきお

●投稿詩傑作集Ⅰ

まつりぺきん「お通夜」
ツチヤタカユキ「カスタネット・ヘブン」
冬崎霧雪「こんにゃくがふる」
永井貴志「女」
渋谷縷々子「愛すべきこの日常」
夜々「この冬の感想」
西川真周「青河馬塗装工場見学日記」
みどうみつる「月経」
水島早苗。「最後の接吻」
瀧 音吉「サプライズ」
SAKI  MASUDA「debris.」
笠原メイ「手紙の詩」
楸 眞弥「ま」
水原月「腕時計の思い出」

●4コマ詩

いがらしみきお「おこるおんな」
秋亜綺羅「4コマ詩」
佐々木貴子「余白ハレルヤ」
伊藤テル「感情はレースに」
艸ハエル「can詩おひとりさま宣言」

●投稿詩傑作集Ⅱ

メンデルソン三保「ガブリエラ」
芦川和樹「(焼けた)鳩麦、はとむぎ」
竹之内稔「凍った、声ごえ」
角 朋美「矯正」
幸原水菜「こいびと」
木村キリコ「殺虫灯」
桃ヶ山心一朗「流れてゆく」
こひもともひこ「てんしのかきかた」
田中傲岸「同居人」
弓 リツ「年齢」
宮園伊雪「
てきせいけんさ」
響きょう「内在」
Yuda.222「手紙」

●エッセイ
秋亜綺羅「市街劇と見えない演劇」

●投稿詩傑作集Ⅲ

伽戸ミナ「ヴァレンタイン」
酒部朔「シャングリラ、青い鳥」
嶋本 晨「昔の」
梶本堂夏「arrival」
吉岡幸一「紙男」
高山京子「誕生」
泊木空「地震速報、リチウム、尾てい骨」
染谷青吾「絵の子宮」
三刀月ユキ「シルバーズ ドリーム」
藤田健吾「翻訳される羚羊の出で立ちよ」
くすりはみがき「メタモルフォシス」
巽「風船」
高平 九「風に名を尋ねてみた」
おもはゆ「雲間」
工藤哲椰「足元には気を付けよう」

●詩

佐々木貴子「学校の人」
秋亜綺羅「詩」

 あきは詩書工房では、2020年4月1日に月刊詩誌「ココア共和国」を創刊号として、フィックス版と紙の本で刊行しました。ゲストや編集同人による詩、エッセイなどを中心に、詩の理論と方法論を追究しています。

 また全国から詩の投稿を募集し、素敵な投稿作品をたくさん掲載していきます。

「ココア共和国」への投稿詩は同時に、2023年12月31日に締め切られる「第4回いがらしみきお賞」「第4回秋吉久美子賞」へ応募されたものとみなされます。20歳未満の方はそれらに加え「第9回YS賞」の3つの賞に応募したことになります。

 詩の投稿はこちらより。→

 「月刊ココア共和国」 電子本の発売は各ネット書店より。275円(税込)。ココア・ショップでもお求めになれます(PDFダウンロード版)。

 紙の本はココア・ショップまたはAmazonで販売しています。

 4月号は3賞受賞特集号となり990円(税込)。

編集前記

 おはようございます。早いことに、今月号は年に1度の3賞特集号。第8回YS賞、第3回秋吉久美子賞、第3回いがらしみきお賞が決定した。2022年の1年間、選考委員のみんなが、投稿詩を一つひとつ残らず読んだ。賞を逃して残念だと思う人も多くいると思う。何度投稿しても掲載されなかった人もいるだろう。ごめんなさい。だけれど、秋吉久美子といがらしみきおとクマガイコウキと齋藤貢と佐々木貴子と秋亜綺羅の6名だけはまちがいなく、投稿してくれた人たちの読者です。
 では、4月号の紹介をしたい。詩のゲストは巻頭に、詩を好きな人ならみんな憧れる、谷川俊太郎。そのあとは新受賞者たちを祝うように、歴代受賞者たちが並ぶ。真土もく、能美政通、菅沼きゅうり、森崎葵、伊藤テル。
 「特集」に入る。まず「第8回YS賞」は藤野栞。代表作3篇と、秋亜綺羅とによる選考評。藤野栞の受賞第1作と受賞の言葉が読める。
 「第3回秋吉久美子賞」は滝本政博に。代表作3篇と、秋吉久美子と齋藤貢の選考評。そして滝本政博の受賞第1作と受賞の言葉に進む。
 「第3回いがらしみきお賞」は腹巻さしみに決まった。代表作3篇と、いがらしみきおの選考評。腹巻さしみの受賞第1作と受賞の言葉が!
 さていつもどおり投稿詩に行きたい。
 まつりぺきんの「お通夜」は最終行の「逆上がりをした」がすべて。カウンターパンチのように、抒情を食らった。
 「カスタネット・ヘブン」のツチヤタカユキは、ロジックもいいし、パラドックスもじゅうぶん。カスタネットだからというわけでもないが、軽くリズムをとったり、言葉の流れを軽く、速く、と努めてほしい。できたら、最後に向かっての加速度もあったら完璧だ。実はわたし自身がそれを理想として書いているわけだけど簡単にはうまくいかない。ツチヤなら、わたしの課題を超えてくれるかもしれない。
 「愛すべきこの日常」の渋谷縷々子も、安定して才能を発揮している。できれば、いろんな人になってみてほしい。意地悪な王女様でもいい。幸不幸や生死は事象の輪郭や限界を求めるのに使いやすいかもしれないが、この鋭い言葉のナイフを持って、不良少女なんかになってみるのもいいものだ。
 笠原メイ「手紙の詩」はあいかわらず、言葉がリズムを持って踊っている。きちんと逆説を持っているからだ。もっともっと時間をかけて推敲していくと、不思議に言葉はもっともっと軽くなってくる。
 「ガブリエラ」のメンデルソン三保もかなりの書き手だ。SFショートショートのメッセージを持ちながらも、最高の抒情詩として成立する。
 芦川和樹「(焼けた)鳩麦、はとむぎ」だが、精神を集中させて、自己の脳波の手探りの感覚だけを頼りに、言葉を置いていく。わたしが若い頃はよく見かけた手法だが、これはわりと成功していると思う。センスが発生すればこの手の詩は壊れてしまう。レトリックを使えないので、芦川は前に進めるか。
 「てんしのかきかた」のこひもともひこは、理性で言葉を動かせる詩人だ。実験も多いし、ユーモアも獲得しつつある。そろそろ壮大な叙事詩に挑んでみたら、自分の詩の世界が見つかるかもしれないな。
 「同居人」の田中傲岸は、いつもながら面白い。だけど、田中の実力はこんなものじゃない。コピーと言われてもいいから、面白い詩でなく忘れられない詩を書いてほしい。コピーライターは、忘れられない1行のために命をかける。
 さあ。未来の詩人たちによる、劇的な作品たちがここであなたを待っている。心をとりこにしてしまう詩という名のもうひとつの現実、すさまじい現実を体験することになるかもしれない。

(秋亜綺羅)

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以下は電子版のみに収録 

執筆者

☆秋亜綺羅 (あき・あきら)
詩人。1951年生。宮城県在住。
詩集に『透明海岸から鳥の島まで』(思潮社・2012)、『ひよこの空想力飛行ゲーム』(思潮社・2014)、『十二歳の少年は十七歳になった』 (思潮社・2021)など。エッセイ集に『言葉で世界を裏返せ! 』(土曜美術社出版販売・2017)。第22回丸山豊記念現代詩賞。

「ココア共和国」主宰。
 

☆佐々木貴子 (ささき・たかこ)

詩人。1970年生。宮城県在住。

2012年「詩とファンタジー」大賞。第26回詩と思想詩人賞。第7回びーぐるの新人。詩集『嘘の天ぷら』(土曜日術者出版販売・2018)にて第30回歴程新鋭賞。「ココア共和国」編集。​


☆秋吉久美子 (あきよし・くみこ)
俳優、歌手、詩人。1954年生。
『十六歳の戦争』『赤ちょうちん』『妹』など主演多数。アジア映画祭主演女優賞、日本アカデミー賞優秀女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、モナコ国際映画祭主演女優賞など受賞多数。詩集に『いない いない ばあ』『C・U next tuesday』など。


☆いがらしみきお
漫画家。1955年生。宮城県在住。
『ネ暗トピア』『ぼのぼの』『BUGがでる』『3歳児くん』『かむろば村へ』『I』など多数。
日本漫画家協会賞優秀賞、講談社漫画賞、小学館漫画賞など。

☆齋藤 貢(さいとう・みつぐ)
詩人。1954年生。福島県在住。
詩集に『奇妙な容器』(詩学社・1987)、『夕焼け売り』(思潮社・2018)など多数。
第40回福島県文学賞、第37回現代詩人賞受賞など。

☆谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)
詩人。1931年生。東京都在住。
詩集『二十億光年の孤独』(創元社・1952)以降、詩集、絵本、童話など多数。
丸山豊記念現代詩賞、萩原朔太郎賞、鮎川信夫賞、三好達治賞ほか受賞。

☆真土もく(まつち・もく)

詩人。2002年生。長野県在住。

第6回YS賞受賞。

☆能美政通(のうみ・まさみち)

詩人。1980年生。秋田県在住。

第1回いがらしみきお賞受賞、第1回秋田県短詩型文芸大会詩部門入選。

☆菅沼きゅうり(すがぬま・きゅうり)

詩人。2002年生。新潟県在住。

第7回YS賞受賞。

☆森崎 葵(もりさき・あおい)

詩人。1989年生。愛知県在住。

第2回秋吉久美子賞受賞。​

☆伊藤テル(いとう・てる)

詩人。1987年生。新潟県在住。

第2回いがらしみきお賞受賞、第15回「1ページの絵本」入賞(古河市文学館主催)。

☆藤野 栞(ふじの・しおり)
詩人。2006年生。富山県在住。
第58回岐阜市文芸祭入選。第2回丸山薫「帆・ランプ・鷗」賞優秀賞。
第8回YS賞受賞。

☆滝本政博(たきもと・まさひろ)
詩人。1959年生。愛知県在住。

第3回秋吉久美子賞受賞。

​☆腹巻さしみ(はらまき・さしみ)
詩人。1983年生。神奈川県在住。

​第3回いがらしみきお賞受賞。

編集後記

 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ココア共和国4月号の発行です。3賞特集号となる4月号は増ページ。ずっしりと読み応えのあるココアに、読者の皆さまは、きっと驚かれることでしょう。ぜひ手に取って、ココアに集う詩人たちの詩の鮮度、詩に対する熱量を感じてください。今号は特にココア共和国の方向性がより鮮明に、かなり凝縮されています。一読いただければ直ぐに分かると思います。詩の現在のみならず、未来をも指し示すであろう3賞特集号。贅沢な作りだと自負しています。どうぞ、春のココアを堪能くださいね。
 なお、3賞は2022年1月1日~12月31日に寄せられた1041名による3986篇の詩が選考の対象作品となりました。応募規程にある年間2篇以上の投稿と、紙の本に一度でも掲載になった方が贈賞対象者として選出されました。また、20歳未満のYS賞への応募は176名、506篇でした。それほど多いとも思えない20未満の投稿者たちがココア共和国という舞台に大人顔負けの詩で挑戦し続けていたこと、これはとても感慨深いことでした。
 さて、このわたくしめ、今年も受賞者の方々に受賞決定のご通知をいたしました。少し緊張気味の「春の使者」という役どころです。受賞決定の電話をしたり、その後は受賞特集号の編集過程で何度もやりとりをしています。正直なところ、受賞された3名の作品は印象深く、「ずっと前から知ってはいるけれど連絡を取ることがない遠い親戚」という距離感で、ひそかに親しみを感じていました。しかしながら、このような感覚は毎月、ココアに投稿いただいている方々にも抱いているのであって、投稿自体が存在確認や安否確認を兼ねているのではないか、と思いながら作品を読んでいたわけです。しかし何度、投稿しても掲載にならなければ自ずとココアから縁遠くなっていく場合もありますよね。それはそれで仕方がない。様々な詩誌や同人誌等で活躍されていたり、個人で頑張っておられる様子、いつも頼もしく拝読しています。
 ココア共和国4月号、傑作集に42篇、佳作集(電子本のみ所収)には94篇の詩が掲載になっています。今号も幾つか共通するキーワードがあり、興味深く読みました。季節柄、似たようなテーマがあるのは分かりますが、それ以外の類似は不思議としか言いようがありません。
 それから今号より伊藤テルが4コマ詩のメンバーに加わりました。伊藤なら、どのような4コマ詩を書くのだろうか、と気になっていた方も多いはず。これからの活躍が楽しみです。また艸ハエルは、ひそかにココアへ4コマ詩を投稿し続けていた一人です。なんと! 艸ハエルは2022年5月号、秋亜綺羅が編集前記で4コマ詩の募集を呼び掛けていたことを見逃していなかった? 結構なテクニックで迫ってきます。なお今後の行方が気になる4コマ詩ですが、現在も募集しています。投稿詩と同じように4コマ詩も3賞選考対象作品として扱います。もし、4コマ詩を投稿してくださる場合には、通常の「詩の投稿」はご遠慮くださいね。投稿は月に1つでお願いします。イラストレーターやフォトショップで作成された完全原稿(データ)での投稿をお待ちしています。詳しくはココア共和国のホームページ「問い合わせ」からお訊ねください。テンプレートと制作の注意事項をお知らせします。以上、突然の4コマ詩募集要項でした。
 それでは少しですが作品を紹介します。
 冬崎霧雪「こんにゃくがふる」は、味噌や砂糖が入った、食欲をそそる詩です。しかしカロリーはほとんどありません。そのような理由から無駄なく展開する各詩行が、読んでいるうちに短冊切りの「こんにゃく」にも見えてくる。最終連も秀逸です。タイトルだけでなく冒頭1行目から著者の跳躍力が感じられます。
 西川真周「青河馬塗装工場見学日記」、何を書いても巧いなあと感心しながら、いつも西川の作品を読んでいます。カメラワークを思わせる詩行、さらには醸し出されたリアリズム。この中に、バルテュスを入れ込むのか、西川は! と密室のエロティシズムが青の塗装の匂いに重なりました。
 楸眞弥「ま」、人と人の間やものとことの関係性は、結果的に様々に詩を立ち上げる契機なのだと思います。それはともかく「ま」と、タイトルにしてしまうセンスには脱帽です。また「いきぐるしいまでの」現象について、漢字の使用を最低限に抑え、平仮名で書き出した点なども高く評価したいです。
 水原月「腕時計の思い出」、本物と偽物が交叉していく面白さと、主体から分離もすれば融合もする変容の過程を自在に詩にしています。「全て本物にできないならば/全て偽物にできないはずで」など、魅力的な詩行が多いです。次の作品も読ませてくださいね。
 幸原水菜「こいびと」、非常に斬新な哲学が織り込まれていて感動しました。また漢字、平仮名、句読点の位置など、実によく推敲されています。詩の精度が高まり、紙面から肉声が聴こえてきそう。このまま何かのCMに、それが無理でも一度は直に朗読を聴かせて欲しいです。
 木崎善夫「AI同僚・シンエモンの場合」、AIシリーズも絶好調。上司、部下、同僚、それから次は? と思わせる。巧みです。アプリ開発の様子が明瞭に見えるのは木崎の筆力によるものだと思いますが、せっかくなので逆に映像を手放した詩についても考えてみたいですね。ん? 口ハ災イノモト?
 タイトルと本文のギャップが効いている物部木絹子「高尚な詩人」。冒頭の「お空が」が、ふんわりと浮き、にわかに会話が始まっていく。このセンス、どこで身に着けたのでしょう。
 黄赤青「イツカマタ」、14行という短い詩の中にいろいろ詰め込まれています。「会話の中には一際気になる存在がいる」「透明な証明書」など、魅力的な仕込みが多いですね。噛めば噛むほど味わい深く、タイトルも効果的です。
 竹津健太郎「肉食系」、地と図の関係がヒョウ柄の詩になるの? と感嘆しながら読みました。竹津の作品はいずれも完成度が高く、この作品も見事に推敲され、ほどよい軽みを醸し出しています。
 小高功太「秋亜綺羅さんの一年間」、思わず声に出して笑いました。小高はこれまで金子みすゞや宮沢賢治などを題材にコミカルな詩を手掛けてきたのですが、ついに秋亜綺羅ですね。詩を読み笑える、口角が上がるというのは貴重かもしれません。
 道森祐輔「撮」、最小限の心理と情景描写であるにもかかわらず、溢れる抒情。最終行に向かって、クレッシェンドで読ませます。タイトルは「撮」と一文字。全部、凝縮されているのでしょう。
 その他、永井貴志「女」、夜々「この冬の感想」、水島早苗。「最後の接吻」、瀧音吉「サプライズ」、木村キリコ「殺虫灯」、SAKI MASUDA「debris.」、桃ヶ山心一朗「流れてゆく」、Yuda.222「手紙」、弓リツ「年齢」、響きょう「内在」、宮園伊雪「てきせいけんさ」、伽戸ミナ「ヴァレンタイン」、酒部朔「シャングリラ、青い鳥」、嶋本晨「昔の」、吉岡幸一「紙男」、高山京子「誕生」、泊木空「地震速報、リチウム、尾てい骨」、boog「えんぴつ」、大里「すべての駅から名前がなくなった、きっとそれは天国に近い」、加藤雄三「死を泳ぐ」、内海サンフクロウズ「空中喫茶」、彼誰ミシ「私なりの純文学」、麦原アリノス「ナイフ」、こやけまめ「くらやみ」、佐々木月「美の定義」、妻咲邦香「証明写真」、中嶋康雄「橋の下のモスラ」、温水空「空のクジラ」、熊野ミツオ「いつも何かが起こりそうな気がする」も繰り返し読みました。
 毎月の投稿、期待しています。 

(佐々木貴子)

●投稿詩佳作集Ⅰ

Amber「訣別」
寺下 晃「野性」
大里

「すべての駅から名前がなくなった、きっとそれは天国に近い」
木崎善夫「AI同僚・シンエモンの場合」
英田はるか「〈賢い電話〉とネコのみいと例のあの人」
金森さかな「ホットケーキに泣かないで」
物部木絹子「高尚な詩人」
三夢男「祖父を乗せて」
日下直哉「変調」
川嶋ゆーじ「象徴された扉」
丘の紫陽花「藁人形虐待防止法」
横尾憲孝「震災の映画館」
入江田吉仁「まだ手袋はしない」
黄赤青「イツカマタ」
boog「えんぴつ」
オリエンタル納言

「わたしのママはおうちにいないの」
竹津健太郎「肉食系」
内海サンフクロウズ「空中喫茶」
でおひでお「殺気」
中村隆宏「長いお別れ」
彼誰ミシ「私なりの純文学」
小高功太「秋亜綺羅さんの一年間」
風巻けんず「料金が掛かります」
麦原アリノス「ナイフ」
入間しゅか「世界だなんて名前で呼んで」
道森祐輔「撮」
こやけまめ「くらやみ」
七草すずめ「生き|るた|めの解|体」
煦々「あくた」
南雲薙「音楽」
藍眞澄「帰路」
堀一浪文「はなやかな服を買いにいこう」

●エッセイ

佐々木貴子「編集中記」

●投稿詩佳作集Ⅱ

ナンヤアヤノ「サンプル」
佐藤咲生「あなたが口をひらくまで。」
shiro「はじまりの合図」
森下和真「おいしい世界」
柊「間違い探し」
沼田ヤギヌ「宿根」
へちゃ「細胞」
加藤雄三「死を泳ぐ」
椎名みき「育児するということ」
奏 詩葉「待つ火」
佐々木月「美の定義」
繭中舞百合「美容室」
あさとよしや「ある夫婦」
にごび「変化」
械冬弱虫「三原色の一角」
碧月ゆう「マイ・スイート・ゴーストハウス」
妻咲邦香「証明写真」
佐々木滲「ブランコと五分前」
未縹あおい「空白の季節」
星みるる「チャンス あなたの一日」
山下英治「美味しい紅茶の淹れ方」
角田和美「時計」
透井九才「Fawn town」
加藤万結子「雪うさぎ」
石川小傘「予感に満ちたこの世界で」
中嶋康雄「橋の下のモスラ」
温水空「空のクジラ」
池戸則子「今年も」
風何「群青」
田村穂隆「鈴」
旱丸「生物室」

●エッセイ

秋亜綺羅「アングラ演劇は美術の領域を進行中」

●投稿詩佳作集Ⅲ

赤井紫蘇「せかいとのひりつ」
椿堂義明「私の砂時計」
熊野ミツオ「いつも何かが起こりそうな気がする」
田村全子「蕾」
現代詩ジェントルマン「ねじれの位置」
西宮ケイ「404」
羊の国「ビデオ」
黒江修一「レイン」
みたこ「出来事」
こえちた「すべては遺伝子のせい」
神崎 翔「ボール遊び」
こういち「北風」
あおぞらかえる「あれ へんだぞ」
弟子丸博道「ひざかき」
日埜静香「私へ」
月兎桜香「カサブタアト」
竹井紫乙「桜餅を食べると」
川淵紀和「トルエン」
近澤由茉「こどくのし」
蘇武家人「お願い」
そらまめ「ささやかな点滅」
いせいすず「その日は確か晴れていたと思う」
あめ「産まれるときは泣き、死ぬときは笑って」
藍野なも「海」
南田偵一「掌の季節」
エキノコックス「乾きつづける」
露野うた「さかむけ」
湯山明美「ラブレター2」
永沢俳里「複製原画」
秤屋ひとみ「drug」
ギルル「それぞれの気持ち」

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